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ポルシェ
ル・マン24時間レースで最多優勝を誇り「耐久王」として君臨する高級自動車メーカー、ポルシェ。
スポーツカーのイメージが強く、走行性能もさることながらインテリアの高級感も上流階級に愛される由縁である。近年ではSUVのカイエンやセダンのパナメーラなど、スポーティなテイストを残しつつもスポーツカーの枠にとらわれない車作りで新境地を開拓した。
車メーカーとして広く知られるポルシェだが、元々はフォルクスワーゲン・タイプ1を設計したフェルディナント・ポルシェが1931年に設立したデザイン事務所がもととなっている。1948年、息子のフェリー・ポルシェが会社を受け継ぎ、自動車メーカーとなる。数々の名車を生み出したポルシェ一族であったが、23年後の1972年、ポルシェの経営から退く。
2012年には、設立当初から関係の深かったフォルクスワーゲンの完全子会社となるが、「完璧なスポーツカーを創造する」というコンセプトは子会社となっても変わらない。
時代を越えて愛されるポルシェ911
世界のスーパーカーやスポーツカーの中でも珍しいRR(リアエンジン、リアドライブ)の駆動方式が同社の特徴で、最も有名なのがポルシェ911だ。2+2のコンパクトクーペである911は、1964年から現在まで製造・販売されている。モデルチェンジを繰り返しながら、最も愛されているポルシェの「顔」といえる代表作である。1963年、この車はフェリーの息子で長男のブッツィ(フェルディナンド・アレクサンダー・ポルシェ)が設計に携わり、ブッツィを中心にプロジェクトが進められた。エルヴィン・コメンダにプロジェクトは引き継がれ、現在の911の原型、Oシリーズが完成する。ポルシェ911の特徴的な低いルーフライン、流線型のボディ形状や2つの大きなヘッドライトは初期型から大きく変わっていない。これは、911のデザインの完成度の高さが伺える。50年あまり「進化」を続けているポルシェの代表作が、今後どのように変化していくかが楽しみだ。
中古車市場においては希少車種を除いて、値崩れは他の輸入車に比べて比較的少ない。国内での一定の人気や価格帯も人気の一つだろう。また日本国内の販売台数も増えてきたため、近年ではよく見かけるようになった。輸入車として購入されるなら購入価格は高めだが、オススメである。
伝統と革新の融合
商業的に厳しい時代もあったが、困難を乗り越え成功し、911に見られるように伝統を守りながらも、最新の技術や快適性を融合させるモノづくりは、錬金術のように華麗であり、パフォーマンスと実用性を両方備えた高級スポーツカーの地位を不動のものとしている。この伝統と革新の融合の原則こそ、ポルシェのインテリジェントパフォーマンスである。