大切な車を売る

フェラーリ

スーパーカーが好きな方やF1を愛する人なら、この名前を聞いたことのない人はいないだろう。
F1のワールドチャンピオンに何度も輝き、ミハエル・シューマッハやベッテルなど、数々の有名ドライバーがそのチームに名を連ねる。
FIAT傘下のイタリアを代表するスーパーカーメーカーで、「跳ね馬」のエンブレムとフェラーリレッドと呼ばれる真っ赤な車体を連想する人は少なくない。
その洗練されたボディラインと、高く拭きあげるようなエンジン音は、まさに暴れ馬の様相を彷彿とさせる。
創始者で、自身もレーシングドライバーであったエンツォ・フェラーリが、第二次世界大戦後の1947年に処女作となる「125S」を世に送り出し、「250」シリーズで頭角をあらわす。当時、その乗り心地の悪さや騒音、故障の多さなど、不評も多かったが、品質や機能性の改善、デザインの秀逸さやF1での活躍により、ヨーローッパや北米で確固たる地位を確立していく。

傑作の誕生

2002年、創始者の没後から14年の歳月を経て、彼の名を冠した「フェラーリ・エンツォフェラーリ」が発表される。世界での生産数400台、イタリア、ピニンファリーナに在籍していた奥山清行氏によってデザインされた。その唯一無二のF1マシンを思わせるフロントノーズや大胆なテールエンドの独創的なボディは、フェラーリファンのみならず、世界のあらゆるセレブレティからの注目を集めた。日本には33台が輸入されている。その希少価値や現在は販売が終了しているため、手に入れるためには中古車のみとなっているが、当時の販売価格が7850万円に対して、大変なプレミア性のため、現在の相場は軽く1億円を超えている。

中古車としてのフェラーリ

世界に数々ある中古車の中でも、フェラーリは値崩れの少ない車として有名だ。世界中で根強いファンやコレクターがいる。オールドモデルであってもその需要は計り知れない。特にエンツォ・フェラーリのように限定生産車に関しては、販売価格よりも高値で取引されることがほとんどである。高級外車の記事でも書いてあるが、フェラーリの中古車は値崩れしにくいため、購入基準や維持費さえ何とかクリアできれば、売却額もさることながら、フェラーリオーナーという満足感を得ることができる。


数々の伝説を世に送り出し、F1で得たテクノロジーを市販車に反映させるフェラーリ。我々の心を虜にする素晴らしいマシンを、これからもずっと作リ続けて頂きたい。世界のスーパーカー市場を常に牽引するブランドの一つとして、これからもフェラーリのものづくりに期待したい。